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調査・研究・資料の活用
すすむ被爆者運動史料を用いた研究・教育活動(2)一橋大学大学院で「1995年原爆被害者調査」自由記述回答の分析作業
2019.10.21

被爆者対策の現行法「原爆被爆者に対する援護に関する法律」が制定された翌年、1995年に、日本被団協は「原爆被害者調査」を実施しました。その選択肢回答についてはすでに中間報告書が発行されていますが、この法律や今後の被爆者運動についての自由記述回答は未着手のまま残されていました。

 今年度、根本雅也さん(日本学術振興会特別研究員(PD)・立命館大学衣笠総合研究機構プロジェクト研究員)が担当する一橋大学の大学院科目「平和の思想」の一環として、この回答の整理分析にとりくんでいます。書かれた原爆被爆者の声に向き合い、「平和の思想」を紡ぐことをめざしたこの授業には、12人もの大学院生(博士課程院生8名、修士課程院生4名)が参加。恰好の「継承」の場ともなっています。

 3グループに分かれて討議を重ね、間もなくまとめられる報告書は70ページを超える大部になる見込み。詳細は、継承する会の「被爆者運動に学び合う学習懇談会」シリーズ15(来年1月17日(土)、プラザエフ5階会議室)で報告いただく予定です。